肩・腰の痛み katakoshi
頚椎捻挫とは
むちうち症のほとんどが「頚椎捻挫型」です。 頚椎を構成する関節包や筋肉、靭帯などがダメージをうけて捻挫の症状を引き起こしている状態をいいます。
首や肩を中心に背中から腕など広範にわたって痛みが生じるパターンが多く見受けられます。
むちうち症の中では軽度のものが多く、時間をかけて適切な治療を続けることで回復する事が多いようです。
- 痛み(首の後ろ、首の前面、側面、頭部、頚椎)
- 筋肉の凝り(首、肩上部、背中)
- 首が動かない(運動制限)
- 首を動かすと痛い
- 上肢のだるさや痺れ など
治療について(方法・期間)
損傷直後は、とにかく安静に保つことが大切です。 頚椎捻挫の場合、直後から強い痛みが出ることは少なく、多くの方がその翌日や翌々日に、首や肩の痛み、頭がボーッとするなどの症状を訴えます。
軽微な交通事故や運動時の転倒などでは、痛みがなければ「大したことない」と判断してしまいがちですが、その時に無理をしてしまうと翌日に症状が強く出たり、治りが遅くなってしまったりすることがあります。 そのため、頚椎に衝撃を受けた時は痛みの有無に関わらず、安静を心掛けることが早期完治に繋がります。
頚椎捻挫の症状が現れた場合は、病院にて痛みや炎症をやわらげる鎮痛剤や冷湿布の処方が行われます。 なお、損傷直後から数日は、炎症が起こっているため、温めるよりも冷やす方が治療としては効果的です。 痛みが中程度以上と診断されると、首が動かないように頚椎カラーと呼ばれる専用の固定具で固定し、首の安定を保つ治療が行われることがあります。 個人差はあるものの、損傷の度合いが軽度であれば3週間程度で完治していきます。
3週間が過ぎても痛みが続く場合は、炎症が治まっていることを確認した上で、温熱療法や牽引療法といった理学療法を行っていきます。 温熱療法とは、ホットパックや赤外線照射、マイクロウェーブなどの器具を用いて血行を促進する治療法です。
また、頚椎を器具で引っ張る牽引療法では、頚椎周辺の筋肉の収縮を緩和することで首のコリや負担を軽減します。 この他に、強い痛みがある時は、神経ブロック注射を打って痛みをやわらげる治療を行う場合もあります。 通常、頚椎捻挫は発症から3ヶ月以内で多くの方が軽快すると言われています。
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